イタリア協奏曲
イ タ リ ア 協 奏 曲

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音楽とピアノの広場バッハ イタリア協奏曲

            

     バッハ イタリア協奏曲 BWV 971
   〜原題 「イタリア趣味によるコンチェルト」〜

 イタリア趣味にもとづくイタリア協奏曲は、「クラヴィーア練習曲第2巻」の
前半を占めている。

 チェンバロのための三楽章からなる協奏曲である。
バッハはこの作品のタイトルにおいて
「2段手鍵盤つきクラヴィツィンベルのため」と規定している。

 音響上の対比を明確にするため、バッハは フォルテとピアノという
強弱記号を用いている。単なる強弱の差というよりはむしろ
音色の相違を意図したことに注意し、演奏者には創意工夫が求められる。

 今日たいへん親しまれているバッハの鍵盤作品であるが、バッハ存命時
にも 珍しく非常に人気があったと言われている。

 
  ウィーン原典版(57)
   バッハ イタリア協奏曲

  
 バッハの作品を「誇張や過度の技法」などと批判していたヨハン・アドルフ・シャイベでさえも、
この曲に対しては
「単一の楽器で演奏する協奏曲の最大、最高の曲である」と 賛辞を送ったほどであった。

 ただ、グレン・グールドは、この作品を 嫌っていたらしい・・・。
 
 
 バッハは、1708年以降 1717年晩秋まで勤めていたヴァイマル宮廷音楽家及び宮廷オルガニスト
として、またコンツェルトマイスターとしての地位についていた頃、イタリア的特性を備えた器楽の協奏曲を、
きわめて熱心に学んでいた。

 ケーテン時代、宮廷楽長として職業柄、協奏曲を作曲する義務があり、ヴァイオリン協奏曲・ブランデンブルク
協奏曲・三重協奏曲等 優れた協奏曲を生み出した。

 この作品はライプツィヒ時代、芸術的に最高の円熟期に達した時に、クラヴィーア練習曲第2巻の中で
無伴奏独奏協奏曲の形式に再び関心を寄せ、1734年作曲し、イタリア協奏曲というこの曲種の
<唯一無比の傑作>として音楽会に提示したものである。

 2段手鍵盤つきクラヴィツィンベルのためと、はっきりと規定し、大型チェンバロ用に作曲されている。

 当時新しい形式の独奏協奏曲は、とくに イタリアのヴィヴァルディにより全ヨーロッパ中に広がっていた。
バッハは、ヴィヴァルディの協奏曲集より少なくとも5曲、編曲している。(オルガン用・チェンバロ用)
 
 


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